【支援事例】牧場跡地を活用し、薪窯で焼くパン工房をUターン創業(薪場)

  • フランス式薪窯で焼き上げる、カンパーニュを中心としたハードパンの製造・販売を行うパン工房。
  • 令和6年度あおもり移住起業支援事業費補助金を活用し、創業。

  

当センターを活用した内容

テーマ:創業・起業、補助金活用


  

●21あおもりに相談したきっかけ

 大学卒業後、上京し就職。アパレル販売の仕事や店長としてのキャリアを積み、次のステップを検討していたところ、社内ベーカリー部門での公募があり、ベーカリー製造へ異動。パン職人の道を歩むことに。

 食品ロスやエネルギー消費など様々な問題が立ちはだかる中、森林資源である薪を使い大きな窯で焼くカンパーニュと出会ったことで、曽祖父の代から続く地元五戸町の牧場を活用した持続可能なものづくりの可能性に気づきました。その出会いをきっかけに、パン工房の開業というアイディアがひらめき、県内にUターン。開業について模索していたところ、あおもりUIJターン創業相談会を知り、参加。インキュベーション・マネジャーに創業に向けた相談を開始しました。

●開業まで

 インキュベーション・マネジャーが開業に向けての事業計画のブラッシュアップや、あおもり移住起業支援事業費補助金の申請に向けてのスケジューリング、資金計画などのフォローを行いました。内容によっては、中小企業診断士の資格を持つ専門家が同席するなど、チームとして支援しました。

 補助金採択決定後も、開業までの計画の実施について、やるべきことの整理や優先順位付けなどを行い、伴走支援を実施。補助金実績報告に向けては、進め方のアドバイスを行いました。

全国へパンを届けたい

 令和7年2月22日、「薪馬」をオープン。牧場跡地の薪や水といった豊富な資源を活用し薪窯でパンを焼くことで、他のエネルギーに依存しない持続可能なものづくりを実現したほか、フードロス削減のためSNSでの受注販売を基本とした営業形態に取り組んでいます。今後は、オンラインショップの開設や定期的な出張販売会の実施により、「薪馬」のパンを広く知ってもらえるよう取り組んでいく予定です。

 本事業の継続により、フードロス問題の解決と持続可能なものづくりの実現及び広い敷地を有効活用した地元経済発展への貢献に寄与します。

(薪窯) (カンパーニュ)

支援担当者からのコメント

 代表の鳥谷部さんは、バイタリティー溢れ、人との繋がりを築く事がとても上手な方でした。その強みを生かし、事業としてやりたい構想が多岐に渡り、まずはそれらを情報整理しながら、事業計画等策定支援を行いました。県PM、金融機関とも連携・伴走支援を行いながら、補助制度・融資制度の活用も行いました。

 代々続いた牧場跡地というロケーションでのパン工房、これからの鳥谷部さんの素敵な取組も楽しみに応援しています!
  

薪馬(まきば)

 住所:〒039-1502 青森県三戸郡五戸町大字切谷内佐野根前5411 とりやべ動物病院敷地内
 HP:https://www.instagram.com/makiba_kiln/?hl=ja

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