有限会社奥入瀬フーズ

十和田の旨さが詰まった餃子
地域を元気に

もち姫100%でオリジナル餃子皮を開発

平成21年、有限会社奥入瀬フーズは、JA十和田おいらせ・上北農産加工とタッグを組み、フードコンサルティング会社鈴乃家との共同開発で、「十和田おいらせ餃子」を商品化し、販売を始めました。 取締役の小笠原守男さんは、この餃子開発プロジェクトを始めるにあたり、「ただおいしい餃子を作って売り出すだけでなく、地域の活性化に繋げたい。」と考え、地場産品の知名度向上と人材雇用を視野に入れ、「使用する食材は地場産にこだわり、製造は全て手作業。十和田ブランドとして全国に発信していく。」ことをポリシーとしました。ニンニクの粉末を飼料に混ぜて育てた「奥入瀬ガーリックポーク」や、低臭「プレニアムにんにく」を始めとする十和田産食材20数種類を材料に、「スタミナ源たれ」で味付けした餃子は、早い段階から全国紙やテレビに取り上げられ注目を浴び、評判も上々。ただ、「具材はほぼ地元の食材を使用していますが、皮は既成品。高品質で定評があるメーカー品ですが、地元の素材を使ったものではありませんでした。」そこから小笠原さんの更なる挑戦が始まります。

煮詰めた海水を柄杓ですくってざるで渡す古典的技法

 

「地場産の小麦粉を使って、しかもこれまでにないような皮を作りたいと思い目をつけたのは、十和田市で栽培されているもち性小麦『もち姫』。もちの特性があるので、簡単に溶けない水餃子用の皮を開発できるのではと考えました。」製造の工程が増え、水餃子と焼餃子でバリエーションが2種類になることにより餃子の生産量も増えれば、その分の人材も雇用でき、十和田産もち姫の知名度向上にも貢献できる…そんな思いで元気チャレンジに応募し、採択された平成22年上期からオリジナル皮作りに取り組み始めました。

小麦有識者は「もち性小麦だけで作るのは難しい」と難色を示したものの、“もっちりした食感”と“つるんとした喉ごし”を目指して試行錯誤を繰り返し、見事もち姫100%での皮開発に成功。弾力とコシのある皮を使った「水餃子専用・十和田おいらせ餃子」が誕生しました。

「十和田おいらせ餃子定着促進協議会」も発足させ、各地のイベントに積極的に出店するなど、精力的にPR活動を続けている小笠原さん。自社だけの製造・販売にとどまらず、「“十和田の食材を使った手作り餃子”が十和田おいらせ餃子。地域活性化の意に賛同してくれる仲間を増やして、多くの店でこの餃子を作ることで、ご当地グルメとして全国にPRできたら。」と、ふるさと十和田の名を全国区にするため、ますます意欲的な取り組みを展開中です。

工房に隣接した販売店 炊きあがったばかりの塩

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企業プロフィール


小笠原 守男(おがさわら・もりお)取締役

  1. ■社名 有限会社奥入瀬フーズ
  2. ■代表者 小笠原 臣代(おがさわら・たみよ)
  3. ■設立年月日 平成8年
  4. ■所在地 十和田市奥瀬字小沢口90-1
  5. ■電話  0176-72-3113
  6. ■従業員数 18名
  7. ■資本金 300万円
  8. ■採択年度 平成22年上期
  9. ■助成期間 平成22年
  10. ■事業内容 奥入瀬側流域の農産物を活用した
    「十和田おいらせ餃子」による地域活性化事業
  11.  
  12. ★事業紹介URL
     https://ameblo.jp/towadaoirasegyoza
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