株式会社エイ・ワンド

「60歳からはじまるりんごライフ」を形に

　『一日１個のりんごは医者いらず』と言われるように、元々、りんごは元気なカラダづくりには効果満点な食べ物という自身の思いがあったという髙森常務。ちょうど新型コロナが猛威をふるっていたときに、健康維持や免疫力を高めるために、りんごを使った新商品開発ができないか考えたそう。
　りんごを毎日１個ずつ食べるとなると、なかなか毎日続けられるものではないので、継続して摂取しやすいサプリメントに着目。開発にあたっては、21あおもり産業総合支援センター（以下、21あおもり）のよろず支援拠点や相談会を活用し、消費されるターゲットや商品に含まれる成分などを検討した。
　特に、パッケージ製作に係る調整では、お客様の手に取ってもらいやすい色、形状やデザインなどの自身では解決できないところ、また、自身の思いを伝えるために、デザイナーなどを有効活用して商品を仕上げていったとのこと。

アイデアを形にする心強い味方

　「元々、21あおもりの補助事業の存在すら知りませんでした。」と言う髙森常務。
　「事業者にとっては、新しいことにチャレンジするには、負担が大きいため資金面での支援が欠かせない。そういった負担を軽減する方法の一つとして、補助事業を活用するメリットは大きい。」
　また、「アイデアを形にするだけではなく、売れる商品として、お客様に商品を手に取ってもらえるようにするには、商品の内容はもちろんのこと、商品のネーミング、パッケージデザインとパッケージそのものが大変重要になってきます。21あおもりのコーディネーターを通じて、お客様に関心を持ってもらえるようなパッケージづくりができたこと、また、優秀なデザイナーと仕事ができるようになったのは、補助事業を活用したことによる大きなメリットです。」とのこと。

りんごをベースに、さらなる飛躍を！

　りんごサプリメントの開発に着手した頃は、還暦を迎える前で、この商品開発が終われば、既存商品で安定した商売をしていこうと考えていたそうだが、「還暦を迎え、新規事業に向けた意欲がわいてきている。」と言う。いまのりんごを素材、ベースとした商品アイテム（化粧品、伝統工芸品、りんご加工品など）を拡販していくだけではなく、新ブランドの立ち上げや、新事業展開を模索中（もう既に、事業化に向けて、活動中）とのことで、アイデアは尽きることがなく、精力的に事業活動を進めている。
　自身にとってのモットーである「りんごをもっと楽しく」、そして「商品は笑品、商売を笑倍に！」を胸に、さらなる飛躍に向けた挑戦を続けている。

常務取締役　髙森 暖さん 元々、会社を立ち上げたきっかは、理髪店を営んでいた時代に、お客様から寄せられた悩みを解決しようと、肌に良い石鹸を開発し、お客様に喜んでもらえるような商品開発ができたことなのだという。人に寄り添い、人との縁を大切に。そして、新しい情報をキャッチしようといつもアンテナを張りながら、アイデアを書き留められるようにとメモ帳を手元に置いている、そのように常に新たなことに挑んでいる方でした。

取材担当者からのコメント